フリージャーナリスト、その複雑な関係 |
私のリンク集にはフリージャーナリストのサイトが多い。
特にイラク人質事件をきっかけに見に行くようになったサイトが多い。 だから、「戦場ジャーナリスト」やそれに類する方の個人サイトが多い。 今日、常岡浩介氏のサイトをリンク集に追加した。 とりあえず、「イラク」関係ではこれで打ち止めかな? あと、アジアプレスの綿井さんとかもいいと思うので、気が変わるかも知れないが。 「戦場ジャーナリスト」の大御所、橋田さんの遭難で、それぞれ事件に対するコメントが載っている。 で、改めて気付いたのだが、この人たち、「みんな仲良く助け合って」というにはほど遠い。 勝谷氏も常岡氏も橋田さん(体例不統一だが、「氏」がしっくりこないので御勘弁を)との接点があり、思い出を語っている。 だが、勝谷氏と常岡氏は、間違いなく「犬猿の仲」だ。 まあ、「人間の盾」にも参加した常岡氏と「人間の盾」をこき下ろす勝谷氏とでは、そもそも相容れないのは当然かも。 浅井氏もえん曲な表現だが、橋田さんとは「場合によっては、対立する立場」だと書いている。 また特に言及されないものの、戦場ジャーナリストのあり方に厳しい氏にすれば、常岡氏のスタンスは「素人」同然となるように思われる。 そう言う意味では、私が注目しているこの人たち、ほとんどお互い「相容れない」存在という気がする。 よくよく考えてみれば、「フリージャーナリスト」である限り、当然の宿命なのかも知れない。 組織の裏付けを持たぬまま、オンリーワンとしての自分を売り込み続けなければならないのだから。 直接見聞していないが、あの温厚そうな橋田さんもジャーナリストのあり方に対しては非常に批判的な発言をしていたそうだし。 「あの人と同じスタンスでやってます」なんて人は、そもそも評価してもらえないのだろう。 ライバルに対して批判的であるというのは、優秀なフリージャーナリストの必須条件だったりして・・・。 誰が正しくて、誰が間違っているということはない。 そういう人たちの情報を寄せ集めることで、初めて「真実」に迫ることができるということなのだろう。 「立場の違い」を超えて、これからもあちこちで勉強させてもらおうと思う。読者なんて、しょせんそんなものなのだから。 |
by hirokira1
| 2004-06-01 20:52
| Cafesta過去ログ
|
<< 「究極のエゴイズム」 | 「南京事件」、ネット上で学ぶ難しさ >> |