責任の取り方、取らせ方 |
民主党の次期党首当確だった小沢一郎が年金未加入で党首選を辞退するらしい。
政治家以外でも、筑紫哲也や田原総一朗、小宮悦子などテレビキャスターの未加入が続々と明らかになってきた。筑紫氏は未納問題について「論評することを控えたほうがいい」と述べており、当面の間番組への出演を見合わせるとか。 少なくとも今最も注目を集めているこの問題にキャスターとして論評できないのであれば、出演を見合わせるのは当然と言うしかない。しかし小泉首相の未納問題でようやく攻勢に転じたはずの民主党がこれでつまずくというのは、あまりに痛すぎる。 そもそも国民年金を納付すべき国民の4割が未納の現状で、未納(未加入)即辞めるという責任の取り方、取らせ方にはいろいろな点で問題がある。本来ならば今論議中の年金「改悪」法案を撤回して、このようなことが起きないような制度を組み込んだ本当の改革案を作り直すべきなのに。自分の未納を制度のせいにしながら、問題だらけの「改悪」法案を押し通そうとする与党側の未納議員は論外だが、道義的責任と「辞める」という選択肢以外示せない民主党の戦術にも再考の余地があると思う。 とりあえず筑紫氏の件については、リンク集にも挙げた勝谷氏HPの5月14日分日記に論評がある。「ジャーナリスト」としての責任の取り方はかくあるべきだろう。 他にもいろいろ書きたいことはあるが、続きは後日ということで。 ■
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by hirokira1
| 2004-05-17 21:53
| Cafesta過去ログ
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