「燃え尽き」ないために |
昨日付けで、HotWired Japanに興味深い記事があるのを見つけた。
公開直後のコラム記事なので、冒頭の部分を最小限引用するにとどめておく。 興味をお持ちの方は、下記のURLで全文を読んでいただきたい。 ブロガーに蔓延する「燃え尽き症候群」 (参照→http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/culture/story/20040712204.html) Daniel Terdiman ネットの世界においては、往々にしてこのような事態が起こりうる。 現実に向かい合って対話するのであれば、相手の顔を見ながら仕事や家庭やその他個人的な都合を思いやりつつ、節度のある関係を保つことはさほど困難ではない。 しかしネット上では基本的に文字のみのやり取りの中で、しばしば相手と一対一の「対等な」関係が成り立っていると誤解しがちだ。そして実際には一対多の「不均衡な」関係を引き受ける「一」の側はそんな状況に対応しきれず、律儀にも膨大な「一対一の関係」を引き受けてしまった結果として、上記の例のような「悲劇」を引き起こしてしまうのである。 これはこれで非常に興味深い問題なのだが、今日のテーマからは外れるのでひとまず措く。 このような「燃え尽き症候群」を防ぐために、我々はどのように振舞えばよいのだろうか? 上記の記事の中では、その答えの一つとして「週末だけ手伝ってくれるゲスト・ブロガー」「大変なときや、いいアイディアが浮かばないときに頼れる相手」の存在が有効であることを示唆している。なるほど、「一対多」の不均衡を少しでも緩和するという意味では、極めて的を射た指摘といえる。だが、やはり記事の中で述べられているように、そのような相棒に恵まれている人ばかりとは限らない。 結局のところ、自分の「身の丈」に合うやり方で続ける以外、方法はないのだろうと思う。あまりに平凡でありきたりな答えだが、現実の生活を犠牲にして破綻を招くよりも、その方がずっと生産的である。 逆に読者の側で言えば、相手の「身の丈」を受け入れて分を過ぎた要求をしない節度が必要になる。書き手に過度の負担を強いて押しつぶしてしまえば、楽しみにしていた文章を読む機会を失ってしまう。それではあまりにもったいない。 人気ブロガーと比較するのはおこがましいが、私も少し前までは似たような感覚を持っていたことがあるだけに、以上の話は人事とは思えない部分がある。 まあ、現実の忙しさに負けて「(ほぼ)毎日更新」の看板を下ろしたのは、結果としては実に正しかったのですな、エッヘン(笑)。 こんな「いい加減」で「適当」な人間を暖かく見守ろうとしてくださる皆様に、厚く御礼申し上げます(苦笑)。 それから、「手伝ってくれるゲスト・ブロガー」はいないけれど、「いいアイディアが浮かばないときに頼れる相手」はいますしね。 今度ネタ切れの時は、「だっ○すさんの日記へ進め」とでも書くことにしましょうか(爆)。 ・・・すごろくみたいで面白いかも(笑)。 |
by hirokira1
| 2004-07-13 22:25
| Cafesta過去ログ
|
<< 「選挙とメディア」、そして未来 | インターネットで広がる世界と狭... >> |