突き詰めても、突き詰めても、つまりは不完全性思考
by hirokira1
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2004年 06月 22日 ( 1 )
2004年 06月 22日
リンク先勝手にレビュー(4) こんなメディアでした
勝手にリンク集にアップしたサイトを勝手にレビューするこのシリーズもようやく4回目。
実はこのサイトを紹介したくて始まった企画だということをご存じだろうか?(誰が知るか!)

今まで紹介してきたような、ジャーナリストのサイトではない。
テレビ業界の一員ではないが、その周辺にいる人間と言うことが、文中でほのめかされているだけ。
だが、読み進めていくうちに、そんなことなどどうでもよくなっていくはずだ。
それくらい、このサイトの主(←とでも呼ぶしかないので、以後そう呼ぶ)のスタンスや文章の切れ味は明快である。

そもそも、このサイト(以下、「こんメディ」と表記)のコンセプトからして、極めてわかりやすい。

「いろんなメディアに接して思ったことを適当に書いております。適当にご覧ください。」

「いろんなメディア」と言ってもやはり一番多いのはテレビなのだが、ホントに「いろんな」メディアを題材にしている。「電車の吊り広告」なんてのもある。
なにより、「適当」というのがいい。「適当に」書かれたことを「適当に」読むだけなら、誰でも気楽にできる。

ただし、書かれた内容が本当に「適当」かといえば、そんなことはない。

「こんメディ」の記事のパターンはいくつかあるが、最も一般的なのは「枕」の話から「本題」へと展開するパターンだろう。
「枕」の話は大抵、「こんメディ」の主が直接体験したり見聞したりしたことか、誰にでもピンとくる身近な話である。
つまり、大抵の人には体感的に理解可能な、生活感覚に根ざした話。
それから、「本題。」という接続句を挟んで、メディアで見知った「本題」の話に入っていく。
「本題」での軽妙な論理展開だけでも面白いが、ここで肝心なのはその論理が実は「枕」の話とほぼオーバーラップするということだ。
そして、大抵はそこから導き出される「オチ」が必ずついている。
「適当」なんて、とんでもない。極めて精緻に編み込まれた仕掛けを通じて、笑いながらもその趣旨に納得させられてしまうのである。

「こんメディ」の最大の売りは、何と言ってもこの「生活感覚」を駆使した「笑い」だろう。
一通り読ませてもらった感想から言えば、「こんメディ」の主の知的レベルも教養も、あるいは視野や価値観の幅の広さも相当のものだ。
恐らく素の状態で議論しても、私などは到底太刀打ちできそうにない。
しかし単にメディアの伝える内容を「論理で斬る」のではなく、普通の生活感覚の中に置き換え、なおかつ「オチ」をつける。
その労力を想像するだけで、頭が下がる想いがする。

実は、「こんメディ」の「弱点」(というほど大袈裟なものではないが^^;)はここにあるような気がしている。
まず、手間がかかる分だけ、量産が利かない。
とは言いながら、約4年5ヶ月の間に280回だから、6日弱で1回。
十分、量産してますな・・・^^;;
ただただ、そのパワーの凄まじさに敬服するばかりです。

もうひとつの「弱点」は、「生活感覚」で捉えきれないようなテーマは扱いにくい、ということである。
これについては、実際に該当する文章を読んでいただきたい。
たとえば、266回「くだらない事件」などは、なかなか笑えない内容になってしまっている(そりゃ、当たり前だが)。
逆に言えば、通常の回では「こんメディ」の主の「韜晦術」に隠されてしまっているその価値観の深さに直接触れることができる、とも言えるのだが・・・。

この「こんメディ」、最近になって新作が3話ほどアップされている。
某教授の「尻拭い」の話とイラク人質事件、小泉首相再訪朝についての話。
最初のは置いとくとしても、後の二つは「こんメディ」としては、かなりつらいテーマ選択のような気がする。
ただ、どちらも相当の力作だと思う。笑えるかどうかは保証できないが、「面白い」見方であることは間違いない。
この二つだけでも、是非読んで欲しいと思う。

某教授の話はこの中ではやや浮いているが、この話がアップされた4月13日という日付は少し気になる。
もしかしたら、「こんメディ」の主は、その次の話を書きたくて、一時再開したのではないだろうか?
個人的には、完全再開していただいて、末永く書き続けて欲しいのだけれど・・・。
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by hirokira1 | 2004-06-22 22:08 | Cafesta過去ログ