突き詰めても、突き詰めても、つまりは不完全性思考
by hirokira1
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2004年 06月 17日 ( 1 )
2004年 06月 17日
「メディア社会を生きる道?」〜歌田明弘『仮想報道』より
先日の日記でも書いたように、しばらくオンできず、失礼いたしました。
これからはあれこれと忙しくなりそうなので、オンできない日もあるかと思いますが、引き続きよろしくお願いします。

さて、本日リンク集に2件のサイトをアップしました。
いずれもインターネットの情報力を生かして読み応えのある分析・解説をしてくれる、ありがたいサイトです。

本来なら、今日紹介する歌田氏のコラムサイト「地球村の事件簿」も一緒に紹介したいところなのですが・・・。
残念なことに、昨年の秋頃からこちらのサイトは休止状態になってしまっております。
(Internet Archiveを使って過去のものを読むことは可能ですが・・・)
従って、インターネット上で情報を集めて紹介するスタイルは同じながら、歌田氏のコラムは当分『週刊アスキー』紙上で読むしかなさそうです。

で、今週号のコラム。
「多数派でいることがメディア社会を生きる道?」というタイトルに惹かれて、つい買っちゃいました。
あと1週間前後は書店にならぶ商品なので詳しい紹介は自粛しますが、見出しは次のようになっています。

「出る杭は打たれる。いかに多数派でいるかが
 メディア社会を生きる道?学生が教えてくれる
 メディア社会を生き抜くための戦術」

歌田氏が担当している、大学でのメディア論に関する授業での学生の反応から、最近の「メディア社会」を巡る問題を浮き彫りにしている。
いわゆるネット社会に象徴されるような世の中の雰囲気の変化を、学生が見せる「多数派」指向から読み解こうとする切り口は、面白いと思った。
不思議なほどに「体制的」な昨今の傾向も、要ははぐれ者になりたくないという心理の表れなのかも知れない。
一方で、授業で海外での反応や現地ジャーナリストの話など、彼らがあまり知らない情報をとりあげると、拍子抜けするくらい意見が一変するという。
しばらくは本屋などで読めるので(こらこら^^;)、是非一読して欲しいと思う。

一つだけ、気になったことについて。
冒頭で、荷宮和子さんの本を取り上げて、そこで「ネットに書き込みをしているのは、『在日ではなく、女ではなく、低学歴ではなく、しかし低所得な人間』」と指摘されていることを紹介している。
彼らが“2ちゃんねる”などで「うざい」対象として在日、女、低学歴者などをよく罵倒するが、低所得者はあまり標的になってないからだそうだ。
これは、多少違うと思う。
低学歴者を見下す心理は、むしろ「学歴」に対するコンプレックスを反映したものだろう。
彼ら(の多く、という程度だが)は自分より高学歴な存在に対してはどうやってもかなわないから、逆に自分より「低学歴」な存在にはけ口を求めると考える方が実態に近いと思う。
そもそも、本当に揺るぎない高学歴を持つ者にしてみれば、他人を見下す必要もなければ掲示板に書き込みをする暇もないはずだ。
ネットへの書き込みから推測できる「人格」は、その人がどのような“自画像”を描きたがっているか、どのようなコンプレックスを持っているかを表すものに過ぎないのではないか。

もっとも、その後で荷宮さんに対してやや違和感を表明しているところを見ると、歌田氏にはこんなこと、言わずもがなかも知れない。
見出しの表現と本文での叙述を比べると相当に皮肉が込められているように感じるのだが、不思議なほどにそういう印象を与えないのが、すごいと思う。
荷宮さんの主張にうなずき、学生達の主張にもうなずきながら、言いたいことを嫌み無く書いてしまうあたり、今の私には到底かなわない。

「地球村の事件簿」、早く復活しないかな。アスキーさん、お願いしますよ。
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by hirokira1 | 2004-06-17 07:02 | Cafesta過去ログ