突き詰めても、突き詰めても、つまりは不完全性思考
by hirokira1
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
カテゴリ
以前の記事
最新のトラックバック
フレーミングは終わらない
from tracker's burrow
わかってらっしゃる!!
from 俺の心のままに
ふたつの国民
from 真夜中の国語辞典語彙blog
遺書もなく去る人を止めな..
from BigBang
それでも前に進むには
from あんなこと、こんなこと。どん..
(無題)
from 日本について考える
(無題)
from 日本について考える
皇室典範改正問題と天皇制
from incompleteness..
★継ぎはぎドラマ\(^o..
from ★恋人という名の猫★猫とAr..
スローなブログにしてくれ
from 5号館のつぶやき
メモ帳
フォロー中のブログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


2004年 08月 17日
当たらなくていい?メダル予想の意味
昨日の日記で、本題よりも大きな扱いになってしまった(笑)メダル予想の話について、言いっぱなしではまずいので一応補足しておくことにします。

#それにしても、このテーマで社会カテゴリとは・・・意固地というか、もはや偏屈ですな(爆)。


『Sports Illustrated』誌に限らず、あちこちで言われてきたメダル予想は、既に「結果」によって覆されつつあります。
まあ、私は「予想」が「結果」に符合するかどうかには、実はあまり興味がないのですが・・・「結果」を「予想」するという行為は、しばしば「結果」のみによって判断されがちで、なかなか難儀なものです。

ただ、「予想」は決して「結果」を的中させるためだけにあるのではない、と私は思います。

「予想」とは、いわばその物事に対して、特定の“見方”を提示するものだ、というのが私の考えです。

『Sports Illustrated』誌の場合、昨日取り上げたマーティ・キーナート氏は例えば次のような事例を引いて、その特徴を表現しています。

私のところには、同誌編集部の「ファクト・チェッカー(事実確認の担当者)」からよく電話がある。日本や日本人アスリートに関する記事について確認するためだ。スポーツ・イラストレイテッドは、ライターが何でも自由に書くことを無条件で認めてはいない。記事が正確であることに大きな誇りを持っているのだ。


専門知識の徹底的な収集と、それに基づく組織的かつ客観的な分析が同誌のモットーであるということが、この事例からもうかがえます。
本来なら、単に“権威ある専門雑誌のランキング”というだけでなく、それとともに掲載された様々な記事と読み合わせないと、ここのメダル予想は評価できないと思われますが・・・そういうことを言い出すと雑誌そのものを買わないといけないしなぁ・・・(^^;

もう一つ、同氏がメダル予想について書いている記事に、こういうのもあります。

「日本の評価は「もっと頑張れるはず」−−いざ、アテネは?」
(参照→http://www.mainichi-msn.co.jp/column/marty/news/20040729org00m070059000c.html

 前回のシドニー大会に先立ち、アンドリュー・ベルナール(ダートマス大学)とメガン・ブセ(エール大学)の2人のアイビーリーグ大学教授が、各国に「ふさわしい」メダル獲得数を予想する研究を発表した。「オリンピックの勝者は誰か」と題されたリポートは、各国のGDP(国内総生産)、人口、1人あたりの収入を比較することによって、メダルの獲得数をかなり正確にいい当てていた。

 実際、2人の予想は信じられないほど正しかった(たとえば、アメリカは予想97個/結果97個、フランス38個/38個、イタリア35個/34個、オーストラリア52個/58個、韓国27個/28個、日本19個/18個)。


ここで表明されている“見方”は、メダル獲得数は国家の経済状況と相関関係にある、つまり経済力とほぼイコールであるということです。

「そんな、身も蓋もないよ」とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、逆に考えると、この“見方”に立つことでスポーツの「意外性」に対してより敏感になれる、さらには経済小国のメダリストに対してより賞賛の念が湧く、という考え方もあると思います。

明確なコンセプトに基づく事前予想は、間違いなくスポーツ観戦をより豊かなものにするはずです。
逆に明確なコンセプトを持たない事前予想は、単なる「当たりはずれ」でしか評価できません。

「お国自慢」の域を出ないメダル予想では、日本人選手の勝ち負けにしか興味が湧きません。
それはむしろ、せっかくのオリンピック観戦の「視野」を狭めてしまうように思われてなりません。

今騒然としているプロ野球改革にしても、まずありきたりの「順位予想」のあり方からまず変えた方がいいのでは?と思ったりして・・・。

まあ、「結果」がはずれるのを見るのも「予想」の醍醐味のうち、ということで楽しく応援することにしましょう。
ただし、くれぐれも寝不足には気をつけてね(←人のこと言えないって)。
[PR]
by hirokira1 | 2004-08-17 22:29 | Cafesta過去ログ
<< 「五輪停戦」をめぐるニュースたち リンク先勝手にレビュー(5) 萬晩報 >>